【書評】『「働き方」の教科書』評価レビュー。仕事なんかどうでもいい!人間関係のストレスに効くクスリ。

書評

僕は、悩んでました。理由はよくある話で、会社の上司との人間関係です。

 

「何であの人は、こんな言い方するんだ」

「人としておかしい」

こんな風に思って、頭を悩ませていました。

 

そんな時『「働き方」の教科書』を読みました。

著者の出口治明さんは、60歳過ぎてライフネット生命を起業した人です。歴史の知識もある方で、度々メディアに登場します。

そんな出口さんが、仕事の事実・本質をズバリ教えてくれます。

 

『「働き方」の教科書』で学べること

・仕事は人生の3割。だから仕事はどうでもいい

・自分に正直に。元気で明るく楽しくをモットーに

・余計なことを考えず、成果を出せ!

 

仕事は人生の3割

ある統計によると、日本人の平均労働時間は1,728時間と書かれています。

一方、1年間を時間で表すと8,760時間になります。仮に2,000時間働いたとしたも、23%程度です。 

 

どんなに多く見積もっても、3割を超えることはないでしょう。

3割という数字は、要するに大したことはないということです。

(改訂削除し引用)

 

「自分と合わない上司に仕えたことで、人生終わったような人」

「仕事が人生の全てと思っている人」

こういう人たちに出口さんは、「それは違う」と叫んでいます。

さらに出口さんは、このように続けます。

 

 仕事を3割と位置付けると、仕事を疎かにすると解釈されがちです。むしろ逆です。

3割でたいしたことはないのだから、思い切って自分の信念に基づいた正しい行動をとろうと考えられるはずです。

 

人目や他人の評価など気にせず、自分に正直であればそれで十分。そう腹をくくられる人は、仕事が人生の3割にすぎないと、よくわかっているのです。

 

何だか、胸がスッとしましたね。

仕事の人間関係で悩んでいたことが、つまらないことだと気が付きました。

 

仕事なんかどうでもいい

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嫌われても、人間関係が壊れても、自分に腑に落ちたことだけ堂々と主張すれば、それでいい。

 

「仕事は人生の3割だからこそ、仕事で起こったことなんか、どうでもいい。そんなことより、友達とどう過ごすか。余暇を楽しむことが大切だ」

こう教えてくれます。仕事以外が7割ですからね。

さらに出口さんは、このように指摘してます。

 

人生のメインは7割にある。

家族がいて、友達がいるのだから、自分に正直であればそれでいい。

そう思えば、仕事で何が起こっても平気なはずです。

 

仕事の人間関係なんかに悩んでいた僕に、出口さんの言葉一つ一つが、とにかく響きます。

 

仕事に振り回されない

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仕事に必死になり、努力することは大切です。

ただ、仕事に振り回され、悩み苦しむことは違います。

僕は、そんな人生はイヤです。残業なんてしたくないですし、付き合いの飲み会だってめんどくさいです。

 

「仕事なんかどうだっていい。それ以外を充実させよう」

こうやって良い意味で割り切って、働ければいいですよね。

 

「どうでもいい」 と「いい加減」は違う

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仕事はどうでもいいことだと割り切ることは、いい加減な仕事をすること同義ではありません。

 

「仕事はどうでもいいことだけど、手抜きしてサボることとは違うんだよ」 

出口さんからのメッセージです。

読者が勘違いしないように、釘をさす。読者の気持ちを先回りして書いてます。素晴らしい。

 

「上司が嫌い」は余計な気持ち

「天知る、地知る、我知る、人知る」という言葉があります。

人の目を必要以上に気にする必要はありません。

 

僕の思っている「上司が気に入らない」という感情は、仕事にとって余計なことです。 

なぜなら『「働き方」の教科書』にもある通り、仕事は成果が全てです。

 

成果が出せれば、上司が誰でも関係ないのです。 でも僕は、頭ではわかっていても、なかなかできませんね(笑)

まだ勉強が必要です。

 

仕事の質は楽しさで決まる

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 仕事の質を上げるには、どうしたらいいでしょうか。

「元気で明るく楽しく」

僕は、そう思っています。

 

さすが出口さん(笑)

「仕事はどうでもいい」とズバッと切り捨て「じゃあどうするの?」という疑問に答えています。

 

「仕事は人生の3割だから、大したことない。じゃあ楽しく過ごせばいいじゃない」

このスッキリした考えが好きですね。

 

『「働き方」の教科書』人間関係のストレスに効くクスリ~まとめ

 

・仕事は人生の3割。だから仕事はどうでもいい

・自分に正直に。元気で明るく楽しくをモットーに

・余計なことを考えず、成果を出せ!

 

『「働き方」の教科書』とにかく素晴らしいです。

ここまでハッキリ「仕事はどうでもいい。なぜなら3割の時間しか使わないんだから」と教えてくれる本を、僕は知りません。

「仕事で考え過ぎなくていいんだ」と、悩みがスッキリしたんです。

 

僕は、年間で100冊はビジネス書を読みますが、間違いなく今年読んだ本ではトップ。ここ数年でベスト3に入る名著です。

いま僕は、30代前半ですが、仕事に悩む同世代や、20代の若い世代にこそ読んでほしいです。

きっと仕事でアレコレ考えるのが、バカバカしくなりますよ^^

>>>「働き方」の教科書:「無敵の50代」になるための仕事と人生の基本

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